カナダは住宅先進国
経済協力開発機構(OECD)によると、カナダは世界でもっとも住環境の整った国のひとつであるとされている。住宅はほとんどが全館暖房を備え、そのうちの多くは全館空調設備を備えている。 |
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経済協力開発機構(OECD)によると、カナダは世界でもっとも住環境の整った国のひとつであるとされている。住宅はほとんどが全館暖房を備え、そのうちの多くは全館空調設備を備えている。 |
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また、国内に優良な住宅ストックが増えれば住宅の寿命が延び、環境に負担をかけないという考え方から、耐久性の高い商品を公的機関が率先して開発し、民間に無料で開放した。各企業の利益を超えて環境を優先している姿勢がカナダは住宅先進国といわれている一つのポイントでもある。 |
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カナダといえば無垢材のイメージが強いが、実は、資材の有効活用に向けて合板も大変多く作られている。特に、構造材としての需要が高く、公的研究機関において様々な実験がなされている。また、その安全性(ホルムアルデヒドの有害物質の量)については、JAS規格の最高等級「F★★★★」を認定取得済みとなっている。これは、輸出のため日本の法律に合わせたわけでもなく、もともとカナダの国内基準は世界最高水準だったので、なんら問題がなかった。日本では、2003年にようやく建築基準法が改正され、建材に含まれるシックハウス原因物質の量についての規制が厳しくなったにもかかわらず、カナダの基準の厳しさには足元にも及ばないのである。 |
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